日本の禊(みそぎ)【 ゆずを使って美容】冬至
一年の中で一番日が短い日。これから段々と冷え込みが激しくなります。
江戸時代に始まったと言われる冬至のゆず湯。
日本では禊(みそぎ)という風習があり、邪気を払い、寒さへの抵抗力を祈りながらゆず湯に浸かったりします。
実際にゆずにはどんな効果があるのか調べたところ、さまざまなメリットがありました。
今回はゆずについて紹介します。
丸ごと使ってゆず湯

やり方は簡単で、ゆずを数個浴槽に入れるだけです。
ゆずには、肌に役立つ成分が豊富に含まれています。
ビタミン類や不飽和脂肪酸などにより、保湿、美白効果が期待できます。
それだけではなく、疲労回復やむくみの予防、冷え性改善、アロマ効果も期待できます。
果皮の成分に、リモネンが含まれており、その成分が湯に溶けて、皮膚から浸透し、毛細血管を刺激して血行を良くします。
またリモネンの香りを吸い込み、自律神経系に作用し、リラックス効果も期待できます。
肌の弱い人は前もってパッチストなどを行い確認しましょう。
果皮を使ってゆずマーマレード

ゆずの皮は果肉より栄養素が豊富です。
特に抗酸化作用のあるビタミンが多く含まれ、動脈硬化や心筋梗塞など、生活習慣病の予防にも効果があります。
材料
ゆずの皮 3個ほど
グラニュー糖 皮の重さの半分ほど
作り方
1、皮を白いわたの部分ごと千切にします。
2、大きめのボールに水を張り、しっかりと皮をつかみ洗いします。
数回繰り返して、水にさらしたまま一晩おきます。
3、皮の水けをとり、グラニュー糖と一緒に火にかけます。
焦げないように時々混ぜましょう。
4、煮立ってきたら、弱火にして、とろみが出るまで20分程煮ましょう。
この時も、焦げないように時々混ぜましょう。
出来上がり
清潔な容器に移し、冷蔵庫へ。
一か月は保存できます。
甘すぎず、苦すぎず、あっさりとした味わいで癖になると思います。
果汁を使ってゆず酢

果汁には、ビタミンCやクエン酸などが含んでいて、新陳代謝の促進や、疲労回復などに効果があります。
材料
ゆずの果汁50g
酢 50g
砂糖 70g
塩 5グラム
作り方
全ての材料を混ぜ合わせるだけです。
すし酢、ドレッシング、酢の物、酢豚のアクセントなどに、使い方次第で万能な調味料になります。
また果汁の酸味による減塩効果も期待できます。
種子を使ってローション

ゆずの種にも栄養素が沢山含まれているので、捨てずにスキンケアアイテムを作りましょう。
種油が保湿や美白に効果があります。
材料
ゆずの種 140g
20度の甲類焼酎 700ml
作り方
1、種を天日で2~3日ほど乾燥させます。
2、清潔な容器に種と焼酎を移し、7~10日ほど冷暗所に放置します。
一日一回軽く振って全体を混ぜましょう。
3、とろみが出てきたら、漉して種を取り出し、出来上がりです。
種子エキスにより、とろみがあり、肌なじみよくなります。
肌の弱い方は、パッチテストを忘れずに行いましょう。
ゆず効果はすごい
ゆずの期待できる効果として、
美肌
美白
保湿
疲労回復
冷え性改善
生活習慣病予防
血流改善
むくみの予防
免疫力向上
高血圧予防
動脈硬化予防
抗がん作用
コレステロール低下
減塩効果
リラックス効果
などなど
メリットがたくさんあります。
さいごに
冬至の季節は、ゆずの万能な力で、心身ともに美しく健康に過ごしましょう。
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