お腹の弱い方に朗報 常識を信じるな⁉
頻繁に、下痢や便秘、ゴロゴロしたり、張ったり、痛みで悩んでいる方は意外と多いと思います。
お腹に良いとされている、発酵食品や乳製品、食物繊維など色々試しても全く変わらない。
実はそれは逆効果の食事法だったりする可能性があります。
お腹が弱い人は、この機会に常識から視点を逸らし、食事法を見直してみましょう。
今回は世界中で注目されてきている「低FODMAP」(低フォドマップ)について紹介します。
実はそれ過敏性腸症候群かも

過敏性腸症候群とは大腸の運動および分泌機能異常で起こる病気の総称です。
医師の診断では異状ないとされても、実際に下痢や便秘、腹痛、ガスによる下腹の張りなどの症状が起こります。
最近では、大腸だけではなく小腸にも関係することがわかってきました。
過敏性腸症候群は特に20~40歳代に多く、日本では人口の約14%、1775万人が該当すると考えられています。
ストレスの感じる場面やプレッシャーの影響で胃腸の調子を崩す方も過敏性腸症候群にみられる症状のひとつです。
低FODMP食で改善
オーストラリアのハリモス医師らが過敏性腸症候群の研究により得た実験結果をもとに、発表された「低FODMAP食」について、世
界中で大きな話題となりました。
低FODMP食とは
発酵性のオリゴ糖、2糖類、単糖類、ポリオール摂取をなるべく抑える食事法です。
常識から視点を逸らす
人それぞれ個性があります。それと同じで腸にもそれぞれ個性があります。
腸の悩みを抱えている人が、一般的に腸にやさしい食品を摂取してみると、逆効果になることも充分に考えられます。
健全な方がFODMP食を食べても影響はないですが、過敏性腸症候群の方がFODMP食を食べると悪影響を受ける場合があります。
食べ物は、口から入って、食道から胃、十二指腸、小腸、大腸へと運ばれていきます。
糖質は小腸に入ると、吸収できるものと吸収が悪いものと大きく選別されます。
この吸収が悪く問題を起こすのがFODMPです。
過敏性腸症候群の人は、FODMPの吸収や消化が困難で、そのため小腸で異常が起こり、大量に水分が送り込まれ、下痢の原因となります。
また吸収されないで、そのまま大腸に移動し、便秘の原因ともなります。
大腸の細菌が一斉に働きだし、発酵が急速に進み、ガスが溜まってしまいます。
その悪影響となるFODMPを抑える方法が低FODMP食です。
低FODMP食のやり方
まずは3週間ほどFODMPの摂取を辞めます。
腸の調子が穏やかになったところで、一週間に1種類ずつ4つの糖類の摂取を実行していき、それぞれの糖による体調の変化を見ていく方法です。
それによって自分の合わない糖を見つけ出し、その糖の摂取を控えるようにします。
他の影響のないFODMPは食べても大丈夫という事がわかります。
高FODMP食品表

低FODMP食品表



さいごに
世界中で広がってきている、過敏性腸症候群の食事療法「低FODMP食」により、
改善していきましょう。
お腹が弱い事は身体の異常のサインなので放っておくことは身体にとって良くありません。
しっかりと自分に合わない食品を把握していき、健康維持につなげましょう。
コメントを残す