若返りの医学【ごまの力】 アーユルヴェーダから学ぶ
アーユルヴェーダはインドに古来から伝わる伝統医術で、5000年の歴史をもつと言われています。
食改善により、健康維持、ダイエット、最近では認知症予防の分野でも注目されています。
今回は、アーユルヴェーダから習う、性質と胡麻の調理法を紹介したいと思います。
Contents
若返りの医学

アーユルヴェーダは、若返りの医学とも言われています。
強壮学、健康な人の健康維持や増進などの予防医学です。
その強壮学が認知症予防にも期待できると言われています。
三つの属性
アーユルヴェーダでは、人のカラダは、三つの属性をもつパワーがバランスを持つことで健康維持につながると考えられています。
その三つの属性が、火、水、風です。
例えば、キャンプなどで使われる、飯盒炊爨。
適量な米と水 水
適度な火加減 火
適度な吹く風 風
これらが揃って美味しいご飯が炊けます。
これがバランスを崩すと
水が少ないと ごはんが硬くなり
火が強いと 焦げたり
風がないと ご飯がたけない
と、美味しいご飯が炊けなくなります。
このような事が人のカラダでも同じように起こっており、三つの属性がバランスを保つことにより健康に過ごせ、バランスが乱れると、病気につながるのです。
バランス
体質や年齢、季節、食生活、睡眠、運動習慣などもバランスの乱れを引き起こします。
火 ピッタ

消化と代謝を担う
夏から初秋にかけて崩しやすく、夏バテなど食欲低下、疲労を感じやすくなります。
消化に良い食べ物や、夏野菜を意識して摂るようにしましょう。
水 カパ

骨や筋肉の結合を担う
春に崩しやすく、花粉症などのアレルギーが出やすい。
香辛料やしょうが、春の七草などを摂るようにしましょう。
風 ヴァータ

消化管の運搬から排泄を担う
秋後半から冬に向上するエネルギー。
冷えや乾燥しやすくなるので、体を温める食べ物や運動をしましょう。
特に胡麻のパワーを使うのがおすすめです。
加齢によるバランスの乱れ
三つの属性がバランスを乱す要素の一つに加齢があります。
年を重ねるごとに風のエネルギーが強くなり、乱れ、病気や認知症を引き起こしやすくなります。
その強まった風をどう鎮静させて、バランスを保つかが、若返りのポイントです。
アーユルヴェーダから習うとっておきの食材

アーユルヴェーダの考えでは、霜降りの値打ちのあるお肉よりも、大地で芽から育った、新鮮な季節の食材の方を重宝しています。
私たちの民族性に合った食材が大切であり、基本です。
ごまはアーユルヴェーダ薬として一年中利用できます。
そしてこれからの寒い季節では、ごぼうを使うのもおすすめします。
ごま

ごまはアーユルヴェーダとして最も幅広く使われている食材です。
食べるときは、よく噛むか調理の際にしっかりと擦るようにしましょう。
そうすることで、ヴァータの力を鎮静させ、若返り効果が期待できます。
ごぼう

冬場に食べるのが最適で、カラダを温める効果があります。
また油との相性が良く、消化を助けてくれす。
おすすめ食品
きんぴらごぼう(90cal)

材料
ごぼう 1本
鷹の爪 1本
いりごま お好み
ごま油 大さじ1
酒 大さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 大さじ1
水 大さじ1
作り方
1、洗ったごぼうをささがきなどお好みにカットし、水に5分ほどつけてあく抜きをします。
2、鷹の爪を小口切りにし、ごぼうとごま油で炒めていきます。
3、しんなり炒まってきたところで残りの調味料を入れ炒めます。
4、軽く汁けがなくなればOKです。最後にいりごまをかけて出来上がり。
若返りパワー全開 ごまブリスボール

材料(10個分)
ドライデーツ 1カップ
白ごま 1/2カップ
黒ごま 1/2カップ
ココナッツファイン 1/2カップ
作り方
1、ドライデーツ、ココナッツファインをフードプロセッサーでペースト状になるまで2~3分かくはんします。
2、白ごま、黒ごまを加え、食感が残る程度5秒程かくはんします。
3、あとは大さじ3杯程ずつ丸めていけば出来上がりです。
冷蔵庫で1週間ほど
冷凍庫で1カ月ほど
保存できます。
他にもごまのこんな使い方
ごまの使い方は調理だけではありません。アーユルヴェーダでは、ごまを使い、色々な方法により、カラダの調子を整えていきます。
白ごま油でうがい
白ごま油を大さじ1ほど口に含み、10分程度口の中をゆすっていき、吐き出します。
歯や歯茎にいいだけではなく、ほうれい線エアなどの効果にも役立ち、顔立ちがスッキリします。
白ごま油でマッサージ
下半身に白ごま油を刷り込むようにマッサージしていきます。
指先からももに向かう順でゆっくり揉んでいきましょう。
血の巡りが良くなり、カラダに溜まっている老廃物の排出にも期待できます。
さいごに
東洋医学の歴史は長く、とても奥が深く、効果的です。
この機会にアーユルヴェーダ法でカラダの調子を美しく整えていきませんか?
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